昔の記事を整理していたら、とても懐かしいものが出てきました。
せっかくなので、再掲します。
みなさんは、愛知万博、行きましたか?
※おいでん祭りの日程がのってますが、昔の話なのであしからず
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先日、愛知万博に行ってきました。
いくつかのパビリオンを見て回りましたが、とくに印象に残ったのが電力館。
ライドに乗って回る館内は、日本の四季のすばらしさを存分に感じさせてくれる演出にあふれています。その中に「日本の祭り」というコーナーがありました。
祭りに参加する人々が発する、夏の暑さも吹き飛ばすくらいの膨大なエネルギーを、十二分に感じさせてくれる展示でした。
私は、学生時代を青森県弘前市で過ごしました。
青森といえばねぶた祭りが有名ですが、特に青森市の”ねぶた”と弘前市の”ねぷた”の2つが有名です。
青森市のねぶた祭りは、大型の組みねぶたを中心に、浴衣にたくさんの鈴を縫いつけた跳人(ハネト)が乱舞します。
ちぎれ落ちた鈴を拾うと幸せになれるといわれていて、観光客の皆さんは、跳人の浴衣から鈴を引きちぎろうと手を伸ばします。
最初はたくさん縫い付けてあった鈴も、気がつくと数個しか残ってません。
戦から凱旋した喜びが表現されているという青森ねぶたは、地元の人々のエネルギーが凝縮された、本当に”熱い”お祭りです。
一方、弘前ねぷたは、出陣する武者姿を彩った鏡絵とその姿を見送る美人画による見送り絵を、扇型の骨組みに貼りつけた扇ねぷたが中心です。
青森ねぶたのような激しさはありませんが、ねぷたの色彩とお囃子の音が融合して作り出される情景は、日本らしい情緒にあふれています。
私は、どちらの祭りにも参加したことがありますが、双方存分に日本を感じさせてくれる、本当にすばらしいお祭りです。
さて、わが豊田市の夏祭りといえば、おいでん祭りです。
洋風の音楽にのって、老若男女が踊りまわります。
残念なことに、日本らしさとは随分かけ離れたお祭りとなってしまってますが、参加する人々が発するエネルギーはやはり相当なもので、これについては他のお祭りにも引けをとらないと思います。
今年のおいでんは、7月29日~31日。
31日には、1,7000発の花火が夜空を彩る大花火大会です。
万博見学のついでにでも、ぜひ足をお運びください。
追伸。
個人的には、祭りが終わった後の寂寥感が、なんとなく日本らしいような気がして(笑)、とても好きです。
この雰囲気だけは、”ねぶた”も”おいでん”も、多分、日本中どこのお祭りでも、共通なんでしょうね。
※写真は万博会場内の様子。本当は祭りの写真が載せたかったのですが、
相応の写真がありませんでしたm(__)m