2015年09月05日 08:19 カテゴリ:RAKUTO豊田校カテゴリ:染織紀行
奄美大島でナゾの爆発&泥染め体験振り返り
こちらの記事は先日RAKUTO豊田校のブログに載せたものですが、奄美大島の泥染めに関するもので、着物関連の記事としてもとても興味深いので、こちらに転載させていただきます。
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謎の爆発音、徳之島など3島で問い合わせ相次ぐ 読売新聞
鹿児島県の奄美群島(あまみぐんとう)。
2015年9月2日の夕方、いくつかの島で、ナゾの爆発音(ばくはつおん)が聞こえたらしい。
たくさんの人が警察に通報しており、どうも耳の錯覚(さっかく)などではないみたい。
しかも、通報した人によると、ものすごい爆発音だったとのこと。
たくさんの人から通報を受けた警察は、大慌て。
さっそく、いろいろと調べてみたけれど、異常は何も見つからず、原因は不明のまま。
いったい、何がおこったんだろう?
何か新しいニュースが出てこないか、注目しておこう。
さて、RAKUTO豊田校のステップクラスでは、この8月、九州・沖縄地方について勉強したよ。
その中で登場したのが、今回のニュースの舞台、奄美大島で作られている泥染め紬(どろぞめつむぎ)。
「泥を使って、着物を染めるんだよ。」とみんなに紹介したら、「どろー!」「ありえなーい!」「きたなくなっちゃうよ!」などの声が多数。
ということで、今回は、2011年に挙母小学校で体験した泥染めについて、振り返ってみたよ。
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昨日のコロコロカーニバルでは、ハンカチを使って、子ども達に大島の泥染めを体験してもらいました。
今回用意したのは・・・
<シャリンバイ(テーチ木)溶液>
シャリンバイを砕いてできたチップを2~3日煮込み、さらに数日間発酵させてつくった溶液。
<石灰水>
石灰を水に溶かしたもの。
<泥>
奄美大島の田んぼの泥。鉄分が豊富。
さて、いよいよ作業です。
まずは、絞り模様を作るための、くくり作業。
輪ゴムでくくったところが、染まらずに白く残ります!

次に、シャリンバイ溶液で染色。
ぐいぐいと液をハンカチに押し込むように!
たまに、石灰水につけこんで、染めを落ち着かせます。
この工程で、タンニンという成分が、しっかりハンカチにしみこみ、茶褐色に!

最後に、メインの泥染め。
泥の中の鉄分とタンニンが化学反応を起こして、色が黒っぽく変化する!
これぞ、大島独特、天然で作った黒!
といっても、今回は子どもが数回の作業で染めただけなので、ちょっと薄いグレー。
着物の糸を染める時は、シャリンバイで20回くらい、泥で3回くらい、それを何回も繰り返して、黒く染めていきます。

さ、これが、できあがったハンカチ!
素敵!

今回使用したシャリンバイの溶液や泥は、奄美大島の田端織物さんにお願いして、ポリタンクに詰めて送ってもらいました!
田端織物の児玉社長さん、本当にありがとうございました!
この泥染め、泥の黒っぽい色が染み込むわけではなく、泥はあくまで触媒なんですね。
昔の人は、よくこんなことを考えたものですね。
やってみたらうまくいったっていうこともあるかもしれませんが、それを1300年も続けるというのは、すごいことだと思います。
「コロコロカーニバル!」
http://rakuto-toyota.jp/e275101.html
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
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謎の爆発音、徳之島など3島で問い合わせ相次ぐ 読売新聞
鹿児島県の奄美群島(あまみぐんとう)。
2015年9月2日の夕方、いくつかの島で、ナゾの爆発音(ばくはつおん)が聞こえたらしい。
たくさんの人が警察に通報しており、どうも耳の錯覚(さっかく)などではないみたい。
しかも、通報した人によると、ものすごい爆発音だったとのこと。
たくさんの人から通報を受けた警察は、大慌て。
さっそく、いろいろと調べてみたけれど、異常は何も見つからず、原因は不明のまま。
いったい、何がおこったんだろう?
何か新しいニュースが出てこないか、注目しておこう。
さて、RAKUTO豊田校のステップクラスでは、この8月、九州・沖縄地方について勉強したよ。
その中で登場したのが、今回のニュースの舞台、奄美大島で作られている泥染め紬(どろぞめつむぎ)。
「泥を使って、着物を染めるんだよ。」とみんなに紹介したら、「どろー!」「ありえなーい!」「きたなくなっちゃうよ!」などの声が多数。
ということで、今回は、2011年に挙母小学校で体験した泥染めについて、振り返ってみたよ。
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昨日のコロコロカーニバルでは、ハンカチを使って、子ども達に大島の泥染めを体験してもらいました。
今回用意したのは・・・
<シャリンバイ(テーチ木)溶液>
シャリンバイを砕いてできたチップを2~3日煮込み、さらに数日間発酵させてつくった溶液。
<石灰水>
石灰を水に溶かしたもの。
<泥>
奄美大島の田んぼの泥。鉄分が豊富。
さて、いよいよ作業です。
まずは、絞り模様を作るための、くくり作業。
輪ゴムでくくったところが、染まらずに白く残ります!

次に、シャリンバイ溶液で染色。
ぐいぐいと液をハンカチに押し込むように!
たまに、石灰水につけこんで、染めを落ち着かせます。
この工程で、タンニンという成分が、しっかりハンカチにしみこみ、茶褐色に!

最後に、メインの泥染め。
泥の中の鉄分とタンニンが化学反応を起こして、色が黒っぽく変化する!
これぞ、大島独特、天然で作った黒!
といっても、今回は子どもが数回の作業で染めただけなので、ちょっと薄いグレー。
着物の糸を染める時は、シャリンバイで20回くらい、泥で3回くらい、それを何回も繰り返して、黒く染めていきます。

さ、これが、できあがったハンカチ!
素敵!

今回使用したシャリンバイの溶液や泥は、奄美大島の田端織物さんにお願いして、ポリタンクに詰めて送ってもらいました!
田端織物の児玉社長さん、本当にありがとうございました!
この泥染め、泥の黒っぽい色が染み込むわけではなく、泥はあくまで触媒なんですね。
昔の人は、よくこんなことを考えたものですね。
やってみたらうまくいったっていうこともあるかもしれませんが、それを1300年も続けるというのは、すごいことだと思います。
「コロコロカーニバル!」
http://rakuto-toyota.jp/e275101.html
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Posted by 染と織~柏屋呉服店~
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2015年09月04日 11:21 カテゴリ:RAKUTO豊田校
RAKUTOのブログ~2015年9月
当社が経営する脳科学学習塾RAKUTO豊田校のブログ更新情報も載せてます。大人も子供も楽しめる内容になっていますので、ぜひのぞいてみてください。
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2015/9/30 黒ナマコが変身~ナマコってどんな生き物?
2015/9/29 みんなのマインドマップ~月(小学1・3年生)
2015/9/28 香港のながーい橋~海の中で困っているのは?
2015/9/26 つり橋世界一は明石海峡大橋~長さ世界一はどこの橋?
2015/9/25 自作の時計~逮捕されたと思ったらあの人から招待状!
2015/9/24 なごや祭り~パンフレットを飾る動物は?
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2015/9/2 ミツバチがいないいない病~ICチップで原因解明だ!
2015/9/1 みんなのマインドマップ~水中の生き物(小学5年生)
今月のホップ国語は、みなさんお待ちかね、宮沢賢治の登場だ。
今回の作品は、『いちょうの実』。
宮沢賢治の世界を、たっぷりと楽しもう♪
ホップ地理は、『日本の島』。
しましましまの島国日本♪
楽しい社会科ソングにのって、島のことを勉強しよう♪
そして、ホップ理科は『星(春・夏)』。
こちらも理科ソングにのって、春と夏の夜空を大冒険だ!



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今月のホップ国語は、みなさんお待ちかね、宮沢賢治の登場だ。
今回の作品は、『いちょうの実』。
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ホップ地理は、『日本の島』。
しましましまの島国日本♪
楽しい社会科ソングにのって、島のことを勉強しよう♪
そして、ホップ理科は『星(春・夏)』。
こちらも理科ソングにのって、春と夏の夜空を大冒険だ!



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Posted by 染と織~柏屋呉服店~
│コメント(0)
2015年09月04日 11:18 カテゴリ:取り扱い商品カテゴリ:子供カテゴリ:和装小物
七五三の小物、七五三の起源
9月に入り、店内は「七五三」向けの商品を展示しています。
女の子の小物は可愛らしく華やかになってます。




「七五三」は11月15日ですね。
起源は、公家や武家で古くから行われていた紐落し・帯解き(7歳女児)袴着(5歳男児)、髪置き(3歳男女)の行事です。
五代将軍綱吉の子の徳松君の3歳の祝儀を11月15日に行ったことから、
この日に行われるようになりました。
3歳、5歳、7歳と成長の節目に近くの氏神様に参拝して無事成長したことを感謝し、
これからの成長を祈願してお祓いを受けます。家族みんなでお祝いしましょう。
女の子の小物は可愛らしく華やかになってます。




「七五三」は11月15日ですね。
起源は、公家や武家で古くから行われていた紐落し・帯解き(7歳女児)袴着(5歳男児)、髪置き(3歳男女)の行事です。
五代将軍綱吉の子の徳松君の3歳の祝儀を11月15日に行ったことから、
この日に行われるようになりました。
3歳、5歳、7歳と成長の節目に近くの氏神様に参拝して無事成長したことを感謝し、
これからの成長を祈願してお祓いを受けます。家族みんなでお祝いしましょう。
Posted by 染と織~柏屋呉服店~
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